辞めさせたくない「上位2割」社員の話を聞く技術 部下と理解しあうよりも重要なこと
まずは、先の「4つのテクニック」を試してみましょう。形から入り、継続していければ、マインドはあとからついてくるものです。
次に、「4つのテクニック」を使った会話例を紹介しましょう。
「上位2割」が燃え尽きてしまう前に
ケース②
上司:「〇〇さん、あの資料、できた? もう提出期限が過ぎてるんだよね」
部下:「すみません。まだなんです」
上司:「どうして出せないの? みんな出してるよ」
部下:「私って自分が納得しないと提出したくない人なんです。だって、納得できないものを出したって意味がないじゃないですか」
上司:「でも、それってわがままじゃない? ほかの人はみんな提出期限を守ってるんだからさぁ」
部下:「すみません。まだなんです」
上司:「どうして出せないの? みんな出してるよ」
部下:「私って自分が納得しないと提出したくない人なんです。だって、納得できないものを出したって意味がないじゃないですか」
上司:「でも、それってわがままじゃない? ほかの人はみんな提出期限を守ってるんだからさぁ」
ケース②の改善例
上司:「〇〇さん、あの資料、できた? もう提出期限が過ぎてるんだよね」
部下:「すみません。まだなんです」
上司:「まだなのか……それで、〇〇さんは、どうしたいの?」
部下:「あの、自分が納得した段階で提出したいなと思っていまして……あと2時間いただけませんか?」
上司:「そうか、わかった。延期した分、いいものができると期待しているよ。〇〇さんならできると思うよ」
上司:「〇〇さん、あの資料、できた? もう提出期限が過ぎてるんだよね」
部下:「すみません。まだなんです」
上司:「まだなのか……それで、〇〇さんは、どうしたいの?」
部下:「あの、自分が納得した段階で提出したいなと思っていまして……あと2時間いただけませんか?」
上司:「そうか、わかった。延期した分、いいものができると期待しているよ。〇〇さんならできると思うよ」
「上位2割」が燃え尽きてしまう会社には、将来も成長もありません。そうならないために、上司の立場にいる人ができること。それは、上位2割の社員の話を聞き、気持ちを受け止めること。その上で、信頼と期待の言葉かけをすることです。
ブックマーク
記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら
印刷ページの表示はログインが必要です。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら
トピックボードAD
有料会員限定記事
キャリア・教育の人気記事