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部下の"トンデモ発言"にも共感力発揮5つの秘訣 非常識な質問も感情的にならず「キャッチ」

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  • 横山 信弘 アタックス・セールス・アソシエイツ 代表取締役会長
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部下だけでなく、お客様に対しても、子どもに対しても同じだ。相手の考えや心情を正しく「受け止める」ためには、視座・視野・視点を自在にコントロールできるようにしておく。そうすることで、相手がどのような視点で、そのような物言いをしているのかを理解できるようになるからだ。

共感力をアップする5つの秘訣

とはいえ、まったく同意できないようなことを言う相手は稀だ。あったとしても「なんか違う」「ズレてないか」と疑問を抱くレベルである。それほど高く視点を「垂直移動」させなくても、だいたいは相手の立場で見ることはできるはずだ。

それでは共感力をアップする5つの秘訣を紹介しよう。キーワードは相手の言葉ではなく反応や仕草に着目することだ。

まず第1の秘訣は、相手の話に耳を傾けることだ。しばしば私たちは、相手が話している最中に自分の意見を言いたくて仕方がないことがある。たとえば以下の会話を読んでもらいたい。

上司:「どうしてこんなに残業が多いんだ?」
部下:「春に入社したアシスタントが、なかなか仕事を覚えなくて」
上司:「なぜ残業が多いかを聞いてるんだ」
部下:「あ、申し訳ありません」
上司:「君はアシスタントのせいにするのか?」
部下:「そんなつもりはないです」
上司:「じゃあ、どういうつもりなんだ?」

1on1ミーティングでこんな言い方をしたら、部下は縮こまってしまうだろう。本当に相手を理解したいのであれば、まずは言いたいことを抑え、相手の言葉を受け止める姿勢が大切だ。

上司:「どうしてこんなに残業が多いんだ?」
部下:「春に入社したアシスタントが、なかなか仕事を覚えなくて」
上司:「アシスタントの方が仕事を覚えないので困ってるのか」
部下:「そうなんです。私の教え方が悪いのかもしれないんですが」
上司:「もう少し、詳しく教えてくれるかな」
部下:「はい。先月アシスタントにこんなことを言われたんです」
上司:「へえ……」

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