若者が「仕事が面白くないから辞める」本当の理由 優秀な上司の「優秀さ」が時に部下を追い詰める
今、多くの企業が人手不足に悩み、離職の防止は喫緊の課題となっています。
ただ、対応が難しいと言われるのが「仕事が面白くない」という離職理由です。
そこで、経営心理士として1200件超の経営改善を行い、一般社団法人日本経営心理士協会代表理事を務める藤田耕司氏の著書『離職防止の教科書――いま部下が辞めたらヤバいかも…と一度でも思ったら読む 人手不足対策の決定版』から一部を抜粋・再編集し、上司として知っておくべき対応についてお話します。
「仕事が面白くない」と感じるときとは
「『仕事が面白くない』という理由で辞められるのは、もうしょうがないですよ。うちの仕事はそもそもこういう仕事なんですから」
昔、コンサルティングのクライアントからこのように言われたことがあります。
仕事の内容は変えられない。
だから「仕事が面白くない」という離職には対応しようがない。
そうやって諦める方も少なくありません。
この点、私が主宰する経営心理士講座では「仕事が面白くないと感じるときとは、どのようなときか」というテーマでディスカッションをしていただき、受講生の方の意見を集計しています。
その中でもとりわけ多いご意見が次の内容です。
① 仕事内容が単調で変化がない
② 感謝や承認、ねぎらいなどのフィードバックがない
③ 目標やテーマがなく、やりがいを感じられない
④ 仕事についていけない、仕事が進捗しない
⑤ 仕事の裁量権がなく、やりたいようにやれない
② 感謝や承認、ねぎらいなどのフィードバックがない
③ 目標やテーマがなく、やりがいを感じられない
④ 仕事についていけない、仕事が進捗しない
⑤ 仕事の裁量権がなく、やりたいようにやれない
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