部下の"トンデモ発言"にも共感力発揮5つの秘訣 非常識な質問も感情的にならず「キャッチ」

拡大
縮小

「お客様の信頼をあらゆる事業の原点におく、です」と部下が言えば、冷静に対応することができる。

「そうだよな。お客様が損をするような提案をしたら、どうなる?」。このように頭ごなしに否定しないことで、別の視点で物事を考えるきっかけ作りができる。

キーワードは「受け止める」である。「受け入れる」必要はない。「受け止める」ことで相手が放った言葉を客観視できるようになるのだ。

相手の立場で考える「視座・視野・視点」

共感力を高めるには「視点」に気をつけよう。客観視できるようになることが重要だ。いったん自分視点から離れないと、相手の視点で物事を見ることができない。

相手の視点で物事を見るには、まず視点を「水平移動」するのではなく「垂直移動」するのだ。そうすると、自然と視座を高めることができる。視座を高めることで、自動的に視野は広まる(水平展開)。

自分と相手との価値観が違っていた場合、世代や生まれ育った環境などを上から眺めるようにしてみよう。そうすれば広い視野で物事を客観視でき、別の視点を手に入れられるようになる。

そのためにも「視座・視野・視点」の意味を正しく覚えておこう。

・視座=どこから見るか?
・視野=どこまで見えるか?
・視点=どこを見るか?
関連記事
トピックボードAD
キャリア・教育の人気記事
トレンドライブラリーAD
連載一覧
連載一覧はこちら
人気の動画
【田内学×後藤達也】新興国化する日本、プロの「新NISA」観
【田内学×後藤達也】新興国化する日本、プロの「新NISA」観
【田内学×後藤達也】激論!日本を底上げする「金融教育」とは
【田内学×後藤達也】激論!日本を底上げする「金融教育」とは
TSUTAYAも大量閉店、CCCに起きている地殻変動
TSUTAYAも大量閉店、CCCに起きている地殻変動
【田内学×後藤達也】株高の今「怪しい経済情報」ここに注意
【田内学×後藤達也】株高の今「怪しい経済情報」ここに注意
アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • シェア
会員記事アクセスランキング
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
トレンドウォッチAD
東洋経済education×ICT