北朝鮮「3日連続砲撃」に韓国が反応するヤバさ 年明けから朝鮮半島で緊張感が高まっている

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ソウル
北朝鮮による砲撃の様子を伝える韓国の報道番組(写真:AP/アフロ)

世界の関心は、ウクライナと中東で繰り広げられている致命的な戦争に釘付けになっている。だが、1月5日に始まった北朝鮮と韓国が国境付近で行った演習での砲撃の応酬は、世界的な戦争に忘れられた戦線があることを世界に思い起こさせるものだった。

北朝鮮は5日、西海岸沖、北方限界線(NLL)の海上境界線上にある韓国領の2つの島付近で約200発砲撃したのに続き、6日、7日にも黄海に向けて砲撃した。これに対して韓国軍は5日、独自の「艦砲射撃」訓練を実施する計画を発表。南北両国が2010年に最後に致命的な砲火を交わし、紛争が拡大する危険なところまで近づいたのは、まさにこの場所だった。

2018年の微妙な合意に終止符

今回の応酬は、アメリカ軍を含む数十万人の重武装した軍隊が対峙する非武装地帯(DMZ)から軍隊を撤退させるという2018年の微妙な合意に終止符を打つものになりそうだ。

北朝鮮の朝鮮人民軍総参謀部は、韓国の"軍部暴力団"の行動に対抗して行動しているだけだと主張し、「敵がいわゆる対抗措置を口実に挑発とみなされかねない行為を行った場合、朝鮮人民軍は前例のないレベルの厳しい対抗措置を示すだろう」と警告した。

このすべては、北朝鮮の金正恩総書記が、統一という目標を放棄し、韓国をアメリカの支配下にある敵国として扱うと前代未聞の方法で宣言してから1週間以内に起きた。会議の演説で金正恩は、人民軍に対し、「核戦力を含むあらゆる物理的手段と力を動員して韓国の全領土を制圧する」という「偉大な出来事」を実行する準備を整えるよう呼びかけた。

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