北朝鮮「3日連続砲撃」に韓国が反応するヤバさ 年明けから朝鮮半島で緊張感が高まっている
北朝鮮は、大陸間弾道ミサイル(ICBM)のさらなる発射実験に加え、長距離ミサイルに搭載されたスパイ衛星の打ち上げなど、ミサイル発射実験のペースを加速している。
核弾頭用の核分裂性物質の生産を増強できる核施設も最近稼動し、新たな核実験(おそらく熱核弾頭の実験)の準備の兆候も見られる。韓国の情報当局は、ロシアはミサイルシステムの完成を積極的に支援しており、最新鋭の航空機やその他の兵器も供給している可能性があるとみている。
「金正恩政権が核とミサイルを増強し続ける中、南北対話のドアは固く閉ざされたままであることを、金政権による最近の暴言は物語っている」とヘリテージ財団のクリングナーは言う。
北朝鮮はまた、アメリカのバイデン政権との協議や外交にまったく関心がないことを明らかにしている。おそらく、アメリカ側も北朝鮮にその関心がないことを理解しているだろう。
北朝鮮を支援する中国はどう出るか
ロシアは、アメリカが世界的な勢力争いの戦線に再び直面することに不満はないだろうが、この新たな軸が金正恩を奮い立たせ、戦略的対決を求める行動に出させるとは考えていないだろう。また、厳しい経済状況にある北朝鮮に対して、経済援助と貿易で支えている中国がどう反応するかもわからない。
著名な北朝鮮専門家で、ソウル大学国家未来戦略院トップの金炳椽(キム・ビョンヨン)教授は、中国はロシアと北朝鮮の現在の蜜月に不満を抱いているかもしれないと主張する。
「ロシアに支援され、高度な核兵器を手にした北朝鮮は、もはや北京に屈服しないかもしれない」と、金教授は最近書いている。「中国は北朝鮮への経済援助を減らすことで、北朝鮮を手なずけようとするかもしれない」。
特に、習近平国家主席がバイデン政権との緊張を緩和し、日本や韓国との関係も改善しようとしている今、挑発行為は中国の目的を果たさないかもしれない。
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