アップル、衝撃は「音楽配信」だけではなかった iPhoneに標準搭載される「News」とは?
たとえば、電子秘書機能のSiriを使い、音声によるリクエストをさまざまな切り口で行うことができる。単純な楽曲の選択ではなく、曖昧な自然言語で指定できるのだ。
さらに、好きなアーティストを登録して自動選曲する「For You」でも、アーティスト指定のユーザーインターフェイスに工夫を加えている。選曲基準を決めるパラメーターについては専任のオペレーターが調整を行っていくことを示唆している。
またニューヨーク、ロンドン、ロサンゼルスから放映されるインターネットラジオも、月額9.99ドルというサービス料金に含まれているという。
アーティストに対する配慮も
加入型音楽配信サービスに楽曲を提供するアーティストへの配慮も、アップルならではのものだ。もともとiTunesにも搭載されていた、アーティストを中心としたSNS的な機能(ファンに対して別アレンジの楽曲やライブ映像を配信、オーディエンスはメッセージを書き込める)を拡大し、Apple MusicのConnect機能として作り直した。
ただし筆者は、このApple Musicを体験したわけではない。評価は、実際に使用してから書くべきだろう。アップルによるとApple Musicのサービスインは6月30日。世界100カ国でのスタートになるという。
月額9.99ドルで最初の3ヶ月は無料。家族向けには最大6人まで加入権を共有することが可能で、その場合は1家族14.99ドルという仕組みも斬新だ。当初はiOS 8.4以降に搭載される専用アプリ、あるいはMac版、Windows版のiTunesなどから楽しむことが可能だ。Android端末には今秋以降にApple Musicアプリが提供される。
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