あのSpotifyが「動画配信」に殴り込み! <動画>オリジナルコンテンツの制作も開始
Spotifyは、動画配信サイト「Vice Media」やバイアコムの「コメディ・セントラル」などの動画やポッドキャストをメニューに追加した。オンデマンド音楽サービスではGoogleのYouTubeやIAC/インタラクティブのVimeoに匹敵する勢力に育っている。
Spotifyはユーザーが長時間とどまって音楽を楽しめるようにプレイリストを拡大している。
今後、オンデマンド音楽サービスとして、動画やポッドキャストも提供する。コンテンツはVice Media、BBC、ウォルト・ディズニーグループのABC、バイアコムのコメディ・セントラルからのものになるであろう。
Spotifyはこうしたコンテンツを仕入れるだけでなく、オリジナルコンテンツの製作も計画している。
Spotifyの最高業務責任者ジェフ・レヴィック氏は次のようにコメントする。「Spotifyの利用が増え続けていることを実感しています。ユーザーはSpotifyに平均約150分使っています。しかし、1日の時間帯の違いや人々が行っていることの違いを基にすると、ユーザーが他のコンテンツも求めていることがわかりました。ですから、私達の目的はそれらの他のタイプのコンテンツもSpotifyで扱い、そうすることでさらにユーザーを引きつける内容豊かなコンテンツづくりを行い、人々がどの時間帯でも長時間Spotifyを利用するようになって欲しいと考えています」。
またSpotifyには新たなお勧め機能がある。Pandoraと同様に、シャワー中に鼻歌を歌うようにライフスタイルに合わせチャンネルを選択したり、1980年代のヒット曲を100曲以上選んだりできる。
ロイターのジェン・サバ氏は次のように言う。「これは凄いことですよ。今行われていることは非常にアピールすると思いますし、Spotifyがさらに人をひきつけ、サービスへの課金がどうなるか興味深いです。それが主な収益方法となりますから。お金や収益についてSpotifyは述べていないので、今でも今後ビデオクリップやその他のものをマネタイズするかどうかはっきりとしていません」。
アップルがSpotifyと似たサービスを開始
CNETの編集者ジョアン・ソルスマン氏は次のようにコメントする。「Spotifyはいくつかの非常に巨大なライバルに真っ向から立ち向かっています。1つにPandoraがありますが、Spotifyよりはるかに利用され、もちろんアメリカでは中心的なものとなっています。またAppleの脅威もあります。来月に開始されると思いますが、この巨大コンピュータ企業が非常にSpotifyと似たサービスを開始するのです」。
Spotifyは、2014年末の時点で有料ユーザー1500万人、アクティブユーザー6000万人のサービスである。
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