「株価が高いから」と投資しなければ好機を逃す訳 大相場が始まってしまえば大底狙いは無理
では、最高値を更新するまでの期間はどうでしょうか?
NYダウは世界大恐慌前の最高値を更新するまで25年強かかっています。
日本は今、最高値から33年10カ月のところにいます(2023年10月時点)。株価の動きとしては、NYダウに置き換えると1954年5月のころに近いです。NYダウはこのわずか6カ月後に高値を更新しました。
そこで、日本もここから半年後には高値を抜く可能性があると私は考えています。ただしNYダウが高値を更新するまでの期間が25年だったのに対し、日本はすでに33年かかっているわけですから、動きは似ていても3割増しくらいの期間がかかると考えたほうがいいかもしれません。
倍返しの可能性も
さらに私が楽しみにしているのは、日経平均はいったん最高値を更新すると、そこから加速度的に上がるのではないかということです。NYダウは、世界大恐慌前の最高値から最安値まで値幅で340ドル下落しました。
ところがいったん最高値を更新するやいなや、下がった分を倍返しする勢いで上がっていきました。倍返しまでの期間は3年3カ月です。私がこんな夢のようなことを言うのには理由があります。
というのも、株式市場がここまで大きな暴落をして回復した例は、世界広しといえどもNYダウの1929年の記録的大暴落と、日本のバブル崩壊による株価下落の2例しかないのです。しかも、株価チャートの形が酷似しています。だから1929年のアメリカと似た動きをするのはほぼ確実と見ています。
日経平均の下げ幅は、3万8915円-7054円=3万1861円この分を倍返しするとしたら、7万0776円!「日経平均、一気に5万円超え」も夢ではないと私は思っています。そして、倍返しの始まるタイミングにいる今こそ、株式投資の始め時と言えるでしょう。