「借金477万、4年で1200万貯めた」30歳の心構え 元浪費家・現節約家が語る「節約メンタル」育成術

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「そういう場合は、自分にとってお金を使うところだと判断した方がいいと思います。私も一度食費を限界まで節約してみたんですけど、自分にとって食事は大切だったんだなと再認識したので、食費はそれなりにかけています」

ふゆこさん
(画像はふゆこさんYouTubeのスクショ)

もちろん、これは食費だけでなく、被服費や交際費、娯楽費など、いろんなケースに当てはまるだろう。自分の心地いい節約の基準を知り、自分なりのポイントを見極めていくことが継続の秘訣ということだ。

もう一つ継続のコツがある。それは家計簿だ。

「ちゃんと記録していると、貯金額が増えるなど、自分の推移というか成長が見られるので、それが嬉しくて私は続けられました。感情的な部分でも、小さいご褒美を自分に与え続けるっていうのがすごい大事だと思うんですね」

ライフシミュレーションでお金の危機感を視覚化

さらに、節約貯金の継続を強固なものにしたのが、ライフシミュレーション だという。自分の年齢、収入、ライフスタイルなどの情報を入れたら、生涯の収入や貯蓄額を予想してくれるサービスだ。ふゆこさんは26歳の時にやって、お金への危機感を明確に持ったという。

ふゆこさん書籍
『貯金はこれでつくれます 本当にお金が増える46のコツ』(アスコム)。書影をクリックするとAmazonのサイトにジャンプします。紙版はこちら、電子版はこちら。楽天サイトの紙版はこちら、電子版はこちら

「ネットで無料でできるので、皆さん検索してやってみたらいいと思います。それまで、ただぼんやりと将来への不安があって、貯金しておいた方がいいんだろうなと思っていたのが、明確に数値やデータで視覚化されました」

もし将来子どもを持つ場合の養育費、老後に必要な資産、家や車の費用……、今後の人生で起こることへの具体的な予算感をつかめて、現実に直面することができた。

「わたしがぼんやり思い描いていた理想の生活って、このままでは実現しないんだ……と気づきました。そこか『このままではダメだ。できることはなんでもやって未来を変えよう!』と自分で責任を持って、自分の人生を変えていこうというスイッチが入ったのです」

現実を知ること、それは自分の人生を変えるのだという揺るぎない決意へとつながった。(構成:横田ちえ)

本連載では節約・資産形成について話を聞かせてくださる方を募集しています(身バレ防止には最大限の配慮をいたします)。くらまさんと話してみたい方は、応募フォームからご応募ください。
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くらま 倹者の流儀/節約系ユーチューバー

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くらま / KURAMA

ファイナンシャルプランナーの資格を有する会社員。東京都内で一人暮らしをしながら、社会人1年目で奨学金約300万円を完済。4年半で貯蓄2000万円を達成する。その貯蓄術やお金のノウハウを発信するYouTubeチャンネル「倹者の流儀」が大きな話題に。自身の成功・失敗体験を踏まえた本音の教訓と、分かりやすい解説で、多くの支持を得ている。著書に『すごい貯蓄 最速で1000万円貯めてFIREも目指せる!』(KADOKAWA)がある。

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