20年で9500万円貯めた42歳「絶対しない節約法」 過度な倹約も考えもの、自分の世界を狭める懸念

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元海外駐在まさおさん×くらま
元海外駐在まさおさんに、節約系ユーチューバーのくらまがインタビューします!(東洋経済オンライン編集部撮影)
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社会人になって以来資産形成に励み、42歳で9500万円(※取材時)の貯蓄をした元海外駐在まさおさん。
前回の記事では、お金にコンプレックスを抱いていた幼少期から進学、就職を経て、貯蓄に励み420万円の借金を完済した話から、海外駐在をきっかけに資産形成のスピードが加速したライフストーリーを聞いてきた。
今回も節約系YouTuberのくらま(「倹者の流儀」)がインタビュー。本記事ではまさおさんに今までのお金の使い方を振り返ってもらい、無駄だった出費と節約すべきでないお金について聞いていきたい。さらに、資産形成を続けるコツについても教えてもらう(前回の記事はこちら)。

無駄だった出費はタバコ代

まさおさんが今まで無駄だったと痛感している出費。それはタバコだという。

「かなりのヘビースモーカーでした。昔は1箱300円くらいで1日2箱、1カ月で1万8000円分くらい吸っていました。年間で考えると21万6000円、恐ろしいですよね……。本当に無駄だったなと思います」

そんなヘビースモーカーだったまさおさんが禁煙したきっかけは海外駐在だ。赴任地のシンガポールではタバコが1箱約1000円。1日2箱吸っていたら、月で6万円、年に72万円にもなってしまう。

とはいえ、ヘビースモーカーが禁煙するのは難しいことだ。まさおさんはどうして禁煙できたのだろうか?

「シンガポールでは禁煙セラピーに通って、それでやめられました。そういうお金も、会社負担の医療保険から出るのでありがたかったです。実質タダで病院に行けるような感じでした。もう10年以上吸っていません」

前回の記事では、海外駐在によってまさおさんの資産形成に大きな転機となったことを紹介したが、禁煙ができたことも同様だろう。

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