20年で9500万円貯めた42歳「絶対しない節約法」 過度な倹約も考えもの、自分の世界を狭める懸念

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(まさおさん提供)

もちろんこれは、まさおさんが就職活動に全力で取り組み、大手企業で日々働き、コツコツ貯金をして、借金を返済する見込みができるまでお金に対する努力を重ねてきたからこそ、使うことにも目を向けられる心の余裕を持てたのだと思う。お金に対して全力で努力したことで、お金の悩みから自由になれたのかもしれない。

「目標金額を決めて達成したら、使うことも意識していい気がします。人生一度きりですし。もちろん無理に使う必要もないし、無駄遣いする必要もありませんが」

継続のコツは小さな目標を立てて達成すること

(まさおさん提供)

そんなまさおさんに、社会人になってからずっと貯金を継続してきたコツを聞いた。

「目標をあまりにも高いところに設定しすぎないことです。10年後、20年後にいくら貯金したいとざっくり決めるのはいいとは思いますが、もっと手前で1年後にいくら貯めたいかの目標を高すぎない金額に設定して、少しずつクリアしていくのがいいのかなと。一歩一歩は小さいけれど、後ろを振り返ってみると気づけば長い距離になっていた、そんなイメージです」

人間は数字が増えれば増えるほど、楽しくなってくるものだという。コツコツと続けていくうちに貯金通帳の数字が増えて、そのうれしさから貯金への意識も高まる。

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