そもそも、心理的安全性とは“Psychological safety”の日本語訳であり、この概念を最初に提唱したのは、ハーバード・ビジネス・スクールのエイミー・C・エドモンドソン教授です。教授によると心理的安全性は「チームの他のメンバーが自分の発言を拒絶したり、罰したりしないと確信できる状態」と定義しています。
心理的安全性を低下させる「4つの不安」
たとえば、会議のシーンを想像してみてください。話についていけなくなったときに「もう一度説明してもらえますか?」と問い直したり、知らない用語を聞いたときに「その意味を教えてもらえますか?」と質問できるでしょうか?
「そんなこともわかってないのか?」と無知を指摘されることに不安を覚え、わかったふりをした経験がある方も多いのではないでしょうか。
こうした環境は心理的安全性が低いといえます。
エドモンドソン教授は、心理的安全性を低下させる要因として「4つの不安」(無知と思われる不安・無能と思われる不安・邪魔と思われる不安・ネガティブと思われる不安)をあげています。
それでは、なぜ今、心理的安全性が求められているのでしょうか。背景には、「働く環境の変化」と心理的安全性を高めることで期待される「7つの効果」があります。
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