
(写真:EKAKI / PIXTA)
ビジネスパーソンの間で今、「心理的安全性」という言葉が大きな関心を集めるようになってきた。企業などの組織や自身の仕事を一変させるこの言葉の意味とは何か。『週刊東洋経済』9月2日号では「『心理的安全性』超入門」を特集。注目キーワードのすべてを解説する。
組織づくりで心理的安全性を意識する企業が増えた。人材紹介の依頼でも「心理的に安全なチームをつくれる」マネジメント人材を求める声が多い。心理的安全性とは、他者からの反応を恐れたり、恥ずかしく感じたりせず、自分をさらけ出して気兼ねなく意見を言い合える組織文化を指す。
では、失敗する組織にはどんな共通点があるのか。その弊害を解説し、私自身の経験も踏まえて、心理的安全性の高いチームづくりの方法を提案したい。
心理的安全性が低い組織では、会議での発言がゼロだ。もしくは、発言権の強い人だけが話している。職場の上下関係が不必要に厳しいことも共通点の1つだ。
4つの対人関係のリスク
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