ここでは、新任マネジャーが特に手こずる部下のタイプを挙げておく。この他にもいろいろいるので、心構えをしておこう。態度の問題に対処する際には、ここに述べたアドバイスを活用してほしい。
攻撃する人
上司や同僚の意見にいつも反対するタイプ。上司を傷つけ、目標達成に向けたチームの努力をくじこうとする。
おどける人
人を楽しませることが自分の主業務だと考えている人。よく笑う楽しい人が職場にいるのは非常によいことなのだが、度を越すと業務の邪魔になる。
ドロップアウトする人
精神的に、あるいは物理的にチームからはぐれてしまう人。業務貢献がなくなったり、仕事自体をサボったりする。
厄介なタイプにはできる限り素早く介入
手柄を奪う人
他の人の功績を奪って自分の手柄にしてしまい、組織の成功にいかに自分が不可欠であるかを吹聴して回るタイプ。
本業と副業が逆転している人
社内サークルやイベントなど他のことに熱中して、業務が副業状態になる人のこと。
「私の仕事じゃない」と言う人
職務記述書に記載のない仕事は一切やりたがらない人。「ランチに行くついでに人事部に届け物をしてくれる?」という程度の依頼でも、「職務記述書や個人目標にありませんけど」と断るタイプだ。
同情を求める人
「会社に尽力しているのに報われない」と嘆き、周囲に同情してほしがる人。仕事以外に楽しみや生きがいのない人に多い。
文句だらけの人
このタイプはいつも不平をこぼし、何にでも文句を言う。業務量から、同僚、上司、顧客、通勤、勤務日、果ては天気まで、何もかもがとにかく不満なのだ。こういう人のネガティブさは他のメンバーに伝染しやすいので危険だ。
厄介なタイプには他にもいろいろある。マネジャーとしてこうした問題が起こる覚悟を持ち、問題のある行動があれば、できる限り素早く介入していこう。
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