人気芸人でも敗退、M-1「番狂わせの歴史」の起源 創設者が解き明かす「裏方目線」のM-1誕生秘話

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漫才師
名の売れた芸人でも、M-1の予選を勝ち進むのは難しい(写真はイメージ。写真:ペイレスイメージズ1(モデル)/PIXTA)
年末恒例の漫才コンテスト、「M-1グランプリ」。このコンテストをゼロから立ち上げた元吉本興業の谷良一氏が舞台裏を書き下ろした著書『M-1はじめました。』が刊行された。
放送作家の山田美保子氏は、M-1決勝戦を会場で4回見たことがある”ギョーカイ人”だが、山田氏にとっても新しいM-1の見方を本書は教えてくれるという。

何しててもM-1が頭の片隅にある

11月26日、「ワイドナショー」(フジテレビ系)がトップで扱ったのは「M-1グランプリ2023」(テレビ朝日系)の話題だった。

M-1はじめました。
『M-1はじめました。』(書影をクリックすると、アマゾンのサイトにジャンプします。紙版はこちら、電子版はこちら。楽天サイトの紙版はこちら、電子版はこちら

「局は違うんですけど、オズワルドがいるからやっぱりね」と始めたのはMCの東野幸治。

ゲストとして、今年のM-1で準決勝を突破したばかりのオズワルド・伊藤俊介が来ていたからだ。

「この時期はM-1のことがつねに頭のどっかにあるってカンジですか?」との東野の問いに「何してても頭の片隅にありますよね」と伊藤。

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