M-1敗者復活戦に対する疑問
今年も去年に続いてM-1の観戦記を書かせていただく。ひと言で言うと、めちゃめちゃおもしろかった。これに尽きる。
まず敗者復活戦から。今年から室内でやることになった。2002年に敗者復活をはじめたとき、本来は負けたら終わりのM–1で、もう一度チャンスを与えられるのだから正規に勝ち上がった者と徹底的に差を付けようと思った。そうでないと、勝者にメリットがない。
なので大阪から深夜バスは出すけれども、新幹線も、泊まるホテルも何も出しませんよとした。芥川龍之介の「蜘蛛の糸」と一緒でこの糸を見事に這い上がってきた者にはチャンスを与えるという意味だ。
なので寒風吹きすさぶ中、たとえタンクトップと短パンという衣装であってもそのままやらせた。敗者復活戦を始めた2002年には小雪が降ってきてぼくはほくそえんだ。



















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