そうした迷いやすい局面でアドバイスをするとすれば、私としては、令和の時代は「給料よりやりがいをとるべきだ」と伝えたいと思います。
そう考える理由は、3つあります。
私たちは、平均寿命が延びる「人生100年時代」を生きています。
人生100年時代には、これまでと比べて「長距離レース」のキャリアプランを描く必要があります。つまり、自身のキャリアをサステナブル(持続可能)にすることが大事になってくるのです。
これまでは、定年を迎える60歳までに、社内でどこまで出世の階段を上がれたかがキャリアの成功の指標でした。
しかしこれからは、60歳以降に持続可能な仕事がどれだけあるか、どれだけ声がかかるようなスキル・経験を持っていて、生涯現役でいられるかどうかが、ビジネスパーソンの成功の指標になってきます。
だからこそ、「やりがい」が欠かせないと言えるのです。
人は、自分なりにやりがいがあると感じられる仕事であれば、長く続けることができるものです。やりがいのない仕事であれば、何十年も続けることに、いつか困難を感じるようになってしまう人が多いのではないでしょうか。
やりがい重視でも稼げる時代がきている
「給料よりやりがいが大事」だと言うと、「やりがいだけでは食べていけない、稼げない」と思う人もいるかもしれません。
もちろん、今日、明日の生活費が不足している状況であれば、より高い給料がもらえる仕事が必要でしょう。
しかし、金銭的・時間的余裕がある人に対しては、「今の時代は、やりがい重視でも稼げる」と、声を大にして伝えたいと思います。
目先の給料よりやりがいを重視したとしても、お金は後からついてきます。
その好例として、やりがい重視で無給の副業を始めたSさんのケースを紹介します。
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