SさんはIT企業で、ウェブマーケティングを活用した「集客」の仕事に携わっていました。「将来は地方創生に関わる仕事をしたい」と考えるようになったものの、彼のこれまでのキャリアは、地方創生とはまったく関係のないものでした。
そこでSさんは、地方創生に関する「無料副業」を始めたのです。
山梨県の某自治体が、観光客を増やすためのマーケティングをする「無料副業」を募集していたので、それに応募しました。報酬はゼロなのに何百人もの人が応募してきて、受かるのは3~4人という、大人気の無料副業でしたが、Sさんはウェブ集客のスキルを買われて採用されました。
そこで成果を出すことができたSさんは、スキルを認められ、自分のキャリアに「地方創生マーケター」という「タグ付け」ができるようになりました。副業を通じて、地方創生に関わる仲間とのネットワークも広げることができました。
今ではそのネットワークを通じてSさんに声がかかり、有償の仕事をもらえるようにまでなりました。経験を積めば積むほど、報酬額も上がっています。
自分のスキルを「売れる形」に育てる
Sさんは、今あるスキルとやりがいを感じる仕事とを結びつける戦略的な行動を取り、自分のスキルを「売れる形」に育てることに成功しました。
こうすることで、「お金は後からついてくる」ようになったのです。
無料副業以外にも、今は多種多様なウェブサービスが登場しています。
そうしたサービスを活用して、自分のやりたいことをお金に変えていく方法を模索しやすくなっているのが、この令和の時代なのです。
また、日本社会が成熟してきたことで、最近は、社会課題解決型の事業で利益を上げることもできるようになってきています。
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