授業中に「立ち歩く子」大人が知っておきたい傾向 「徐々に慣れるはず」 がいいと限らない

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精神科医として30年以上、発達障害の診療と研究に携わってきた本田秀夫氏の最新刊『マンガでわかる 発達障害の子どもたち』(マンガ・フクチマミ)。同書では「発達障害」、なかでも「自閉スペクトラム」の特性がある子どもたちへの対応法について解説しています。
2つの事例を前・後編としてマンガで紹介しながら、今回は「苦手なことでも“少しずつ”の方針はうまくいかない」という逆説的な子育て論をお届けしていきます。 

自閉スペクトラム症とは?

「発達障害」にはいくつか種類があって、大きくは次の3つです。

①自閉スペクトラム症(ASD)
②注意欠如・多動症(ADHD)
③学習障害(LD)

今回は、なかでも①自閉スペクトラム症(ASD)について取り上げていきます。

なぜなら、「自閉スペクトラム」の主な特性には、

・臨機応変な対人関係が苦手
・こだわりが強い

という傾向があり、コミュニケーションがとりわけ理解されづらく、「普通わかるでしょ?」というのが、わからないタイプの子たちだからです。 

(画像:『マンガでわかる 発達障害の子どもたち』)
(画像:『マンガでわかる 発達障害の子どもたち』)
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