
奇想天外なタイトル
『パリピ孔明』(原作:四葉夕卜、漫画:小川亮)が実写ドラマ化されたという。
さまざまな二次創作に慣れた三国志ファンといえども、この奇想天外なタイトルには、驚いたのではないだろうか。
かくいう筆者もまた、同年代の三国志ファンがそうであったように、小中学校時代には横山光輝『三国志』を読み、光栄(現・コーエーテクモゲームス)の「三国志」シリーズをプレイし、吉川英治『三国志』に耽り、さらに進んで、ちくま学芸文庫の正史『三国志』をめくっていたことから、ドラマに先立つこと4年前、原作マンガのタイトルを見た時は、面食らった。
しかし、いざ手に取ってみると実に面白い。むしろ、孔明を通じて日本社会が求めているものが、よく表現されているとすら思った。そのことについて少し書いてみたい。
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