「若者の野球離れ」止めるライオンズの地道な活動 地域密着で長期的にファンを作っていく

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L-FRIENDS事業では、埼玉県内63の自治体のうち57と「フレンドリーシティ協定」を結んで、各自治体で野球教室を行ったり、小学校低学年を中心とした「親子キャッチボール」を実施するなど「4つの柱」に基づくすそ野拡大の取り組みを行っている。

「地域のイベントは各自治体で募集や申込みを取りまとめていただいています。まずは各地域でライオンズの認知度を高めるとともに、住民の方々に野球に興味を持っていただく取り組みを中心に行っています。現地にわれわれが赴いてイベントをするだけでなくベルーナドームの公式戦で『フレンドリーシティ感謝デー』も開くなど、PRの場としてドームをご活用いただいています」

地域貢献を通したファン育成でプロ野球は「後進」

埼玉は「サッカー県」という印象が強い。浦和レッズという全国屈指の人気クラブがあるうえに、大宮アルディージャも根強い人気がある。またバスケットのBリーグにもさいたまブロンコス、越谷アルファーズがある。

もちろん埼玉西武ライオンズもNPB最強チームだった時期があるが、こうした強力なライバルがいる中で、地盤を固めていくのは、大変ではないかと思うが?

「私が担っている地域貢献を通したファン育成の分野では、プロ野球は『後進』だと思っています。Jリーグの、Bリーグの皆さんに学びながらやらせていただいているという認識です」

松本マネージャーは近年、地域の子供たちの動向がクリアに見えてきたという。

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