2012年8月末に「myunとyayo〜」として、都内のライブハウス・ラドンナ原宿でステージデビュー。
2018年1月に往年の名曲をカバーしたメジャーデビューアルバム『昭和アイドル歌謡ショー〜あの頃のときめき〜』をリリースし、2022年7月にはオリジナル曲のメジャー1stシングル『ちょっとだけ恋』をリリースした。
すでに還暦を超えていても、パワフル。インタビューでは「ダンスレッスンは月に数回。昨日も激しく踊ってきました」(myun)と笑う。
高学歴のファンが青春を取り戻すステージ
2人のステージを待ちわびる、ファンの年齢層はじつに幅広い。
下は40代から、上は90代まで。最高齢は「93歳」で、「杖をついて毎回、1人でライブに来てくださるんです」(myun)という。
東京大学やマサチューセッツ工科大学の出身者など、高学歴でステータスが高いとされる職業についている男性ファンが多いとは意外だ。
その理由は、青春時代を取り戻すため。
かつて、勉学に励んでいた当時は追えなかった「昭和アイドル」の面影を、2人に重ねているのだ。
かたや、同世代の女性ファンには勇気を与える存在に。YouTubeの動画をきっかけに知ったファンからは「私たちもまだまだ」と、コメントが寄せられた。
とある60代男性と50代女性の夫婦は、2人のファンクラブで知り合い結婚。婚姻届の証人を求められたときは「離婚しているし、縁起悪いよ(笑)」(myun)と冗談まじりに返したが、夫婦からは「縁結びの神」と感謝された。
アイドルの活動には、夢がある。笑顔でいてくれる人がいるなら「何があっても、全国で認知されたい。みんなが振り向いてくれるまで頑張る」(myun)と話す、その表情は真剣だ。
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