女子アイドルグループ、ユニットは無数にいる。
しかし、ステージ上で司会者に「若さの秘訣は?」と聞かれ、「若い男性の生き血を吸うこと(笑)」とあっさり冗談まじりに返せるのは、この2人しかいない。
もともと、たがいに幼稚園の「ママ友」で、音楽活動をスタートしたのは50代手前。離婚を経験した2人は、自然と意気投合した。
離婚の「アクシデント」を乗り越えて
当初は、近所の仲間と組んだ「親父バンド」でヴォーカルを務めていたが、他のメンバーと音楽活動にかける思いがすれ違い、ユニットを組むことに。かれこれ十数年。「アイドル路線で行こう」と決意し、数々のステージに立ってきた。
myunは、中学時代にアイドルへの憧れから芸能活動をスタート。
往年の歌謡曲スターのステージを彩るバックダンサー・スクールメイツ、時代劇、FMパーソナリティー……と経歴も豊富ながら、アイドルの夢はつかめなかった。
かたや、yayoは20代前半に社内結婚。
myunから「親父バンド」に誘われ、音楽活動をはじめるまでは、30年近くにわたり専業主婦として過ごしていた。
62歳の現在、すでに「企業年金をもらっている」(yayo)という。
人生のターニングポイントは、いつやってくるかわからない。
離婚の「アクシデント」はありながら、たがいに「yayoちゃんがついてきてくれたから頑張れた」(myun)、「myunちゃんが生き生きと楽しそうに頑張っているからついてきた」(yayo)とほほ笑み合う2人の絆は、堅い。
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