
突然“クビ”を告げられた、臨時的任用教員
「12月いっぱいで辞めてもらいます」
東京都内にある区立中学校の臨時的任用教員だったトモキさん(仮名、29歳)が校長からこう告げられたのは、昨年12月半ばのことだ。本来の任用期限は今年3月末のはず。突然の“クビ”の理由は、育休中の先生が予定より早く戻ってくることになったからと説明された。
これに対し、副担任も務めていたトモキさんは「子どもたちが卒業するのを見届けてほしいという話でしたよね。(1~3月の間だけ)育休明けの先生と一緒に働くことはできないんですか」と訴えた。
少しややこしいが、トモキさんが育休代替として採用された際のもともとの任用期限は昨年8月末だった。ところが、ぎりぎりになって育休中の先生が保育園を見つけられないことが判明。校長から「クラスの子どもたちが卒業するまで残ってほしい」と慰留され、急きょ今年3月まで期限を延ばすことになったのだという。
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