日本人と外国人「Z世代求職者」給料より大事なこと 学生680人の調査でわかった10年前との大きな変化

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彼女は結局、給与は有名ホテルの半分だが、働く人たちの感じがよく、チームに「歓迎されている」と感じた1つ目のホテルを選んだ。彼女の第一印象は、新しい職場で2日間の試用期間を過ごしたことで確信に変わった。彼女は今月から本格的に働き始めた。

上記の回答や姪の例からも日本人と外国人の学生が似たような価値観を共有するようになってきていることがわかる。

唯一大きな違いがあるのは、「将来のパートナーとのキャリア上の衝突」や「成功するために必要なスキルを持つこと」についての質問で、日本人学生はこの点についてより心配しており、「お金のためだけに働き、情熱を追わないこと」については外国人学生のほうがより懸念を抱いている。

しかし、ここでも差はそれほど大きくない。興味深いことに、どちらのグループも人工知能(AI)が将来仕事を奪うことを最も恐れていない。彼らはデジタル化の進展により多くのメリットを感じているようだ。

日本人と外国人ではっきりと差が出たもの

今回は、将来のキャリアに対してどの程度準備ができていると感じているかについても尋ねたが、結果は将来のキャリアに対する準備について、日本人と外国人の間で大きな違いがあることを示している。

日本人学生は自信がなく、将来の仕事の能力に対して高い不安を感じている。「自信がある」「どちらかといえば自信がある」と感じている日本人学生は26%にすぎず、42%が将来の自分の能力に不安を感じている。

一方、外国人留学生は、35%が自分のスキルに「とても自信がある」または「自信がある」と回答しているのに対し、34%は「自信がない」と回答している。

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