家族が大反対!「スタートアップ転職」説得のコツ 5年タームでシナリオを描いて家族と「交渉」

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すでにローンを組んでいる人は、改めて「それほどマイホームが大事か」とみずからに問うてみてもいい。販売価格が落ちていなければ、ローン返済中のマイホームを売ってしまって、一度は身軽になるとネクストステップに進みやすくなる。

なぜなら、キャピタルゲインが望めるスタートアップで成功を収めれば、長期ローンではなくキャッシュでマイホームを買える可能性だってあるからだ。

大企業のような給与形態の場合は、遺産相続や親の援助でもない限り、長期間ローンで住宅を買うケースが大半だろう。

すでにローンを組んでいる人は、改めて「それほどマイホームが大事か」とみずからに問うてみてもいい。販売価格が落ちていなければ、ローン返済中のマイホームを売ってしまって、一度は身軽になるとネクストステップに進みやすくなる。

なぜなら、キャピタルゲインが望めるスタートアップで成功を収めれば、長期ローンではなくキャッシュでマイホームを買える可能性だってあるからだ。ローンという見通しの悪い大きな借金を背負うよりも、そのほうが気も楽というものだ。

そのためにも、ストックオプションが入社後の貢献に応じて、フェアに配分される企業を選びたいところである。

スタートアップに触れる環境へ飛び込もう

もう一つ、転職を考える際にすすめたいことがある。

転職支援で関わる際に、「スタートアップに転職したい」と言いながらも、その実態や実情を知らないままという人が意外にも多い。まずは、スタートアップに触れる機会を持ってもらいたい。

僕がすすめるのは、スタートアップ向けのコミュニティに参加したり、カンファレンスでサポーターとして携わってみたりすることだ。

そこでは起業家や投資家がプレゼンをしており、それをまた他のプレイヤーが聞きに来る。会場には、起業家、投資家、企業のCxOクラスの人やメンバーがたくさんいる。

彼らがどういった表情で声を発し、話を聞き、どのように仕事に対して向き合っているのか。今までに聞いたことがないような話が聞けたり、ものすごい熱量を感じられたりするといった体験もできるだろう。

業界にはどういったプレイヤーがいて、どんな課題が今あって、どんなことを目指していて、世界との差は何なのか。

そういったことが当たり前のように語られている場で、今まで知らなかった自分がそれらの情報に触れたときに、どう思うのかを体感してほしい。

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