経済合理性でいえば、確かに大企業で役員に迎えられるようなキャリアであれば、かなりの資産を形成できるかもしれないが、多くの人に開かれたチャンスではない。
また、給与報酬だけを見れば、確かに外資系企業や日本の大企業のほうがスタートアップより高いケースはある。とはいえ、最近ではその差もかなり縮まっており、一概にも言えなくなってきた。
日本経済新聞社がまとめた2022年の「NEXTユニコーン調査」では、回答企業の21年度の平均年収は650万円で、上場企業の平均を45万円(7%)も上回っていた。
「給料が安い」は思い込み
また、たとえば、大企業や官公庁といった「エンタープライズ」企業群をターゲットにした、ある未上場SaaS企業(Software as a Service、「サース」または「サーズ」と呼ぶ)では、セールスの平均年収が1500万円を超えているケースも出てきた。
すでに大企業群の給与と大差のないスタートアップもあり、あなたが「スタートアップは給料が安い」と思い込んでいるとすれば認識を改めたほうがいいだろう。
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