1つめは、「『セロトニンの増加』と『ノルアドレナリンの降下』を誘発するため」です。
「幸福ホルモン」として知られる「セロトニン」が増加
【1】「セロトニンの増加」と「ノルアドレナリンの降下」を誘発
良質な睡眠のために重要な神経伝達物質は、「幸福ホルモン」として知られる「セロトニン」です。
ヨーロッパ行動薬理学協会の公式ジャーナルである『Psychopharmacology』誌に掲載されたある学術論文によれば、「サウナ浴は、ほかの温熱療法と同様に、身体の温度調節メカニズムの過程でセロトニン分泌を活発化させる」そうです。
約30分のサウナ浴で体温が大幅に上昇すると、いったんは覚醒をつかさどる「ノルアドレナリン」が多く放出されますが、同時に、体温調整や興奮抑制のために「セロトニン」の分泌もさかんになります。
そして、入浴後は徐々に体温の低下や脳の冷却が起こるため、脳の「ノルアドレナリン」量もはっきりと低下します。
この「セロトニン」の増加と「ノルアドレナリン」の降下の影響で、眠りの深さも増加するというわけです。
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