夏定番「冷やし中華」タレも家ですぐ作れる簡単技 おいしさのカギを握るのは「麺と具材の太さ」

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沸騰した湯を用意し、中華麺(生)をゆでます。温かい麺よりも長めにゆでる必要がありますが、ゆで時間は袋に記載されているはずです。強火でゆでると吹きこぼれるので、沸いたら火を弱めましょう。

生麺
中華麺は手でほぐしながら入れます

今回は2分30秒ゆでました。ざるで水気を切り、流水で表面を洗います。

もみ洗いした麺
もみ洗いするといいでしょう

仕上げに氷水で表面をしめます。この工程で麺に腰が生まれ、伸びにくくなります。

冷やした麺
氷水がなければ省略できますが、冷やしたほうがずっとおいしくできます

麺の水気をよく切ってから、具材とともに器に盛り付け、冷やしたタレをかければ出来上がりです。好みでマヨネーズや練りからしを添えてもいいでしょう。作ったタレですが2〜3日は冷蔵庫で保存がききます。ただ、徐々に酸味が飛ぶので味を確認し、酢やレモン汁で調整しましょう。

タレをかけた麺
タレの量は1人前80〜100mlが目安です

冷やし中華のおいしさは麺と具材が渾然一体となったバランスにあります。成功のカギを握るのは具材の太さ。麺の太さを基準に丁寧に切ることがおいしさにつながります。器まで冷やしておくと、よりおいしく食べられますが、そこまでしなくても十分楽しめます。

完成した冷やし中華
麺と具を絡めながらいただきます

(写真はすべて筆者撮影)

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樋口 直哉 作家・料理家

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ひぐち・なおや / Naoya Higuchi

1981年東京都生まれ。服部栄養専門学校卒業。2005年『さよなら アメリカ』で第48回群像新人文学賞を受賞しデビュー。著書に小説『スープの国のお姫様』(小学館)、ノンフィクション『おいしいものには理由がある』(角川書店)、『新しい料理の教科書』(マガジンハウス)、『最高のおにぎりの作り方』(KADOKAWA)などがある。

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