「3時間睡眠で元気」憧れる人へ教えたい残念な真実 さまざまな研究から見た「睡眠時間と健康」の関係

著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小

たっぷり寝ているのにもかかわらず日中の眠気が取れない人は「睡眠時無呼吸症候群」の可能性があります。

眠っている間に呼吸が止まり、無意識下で苦しがって眠りが妨げられている状態です。いびきが激しい人に多い症状で、家族に「いびきの後、息が止まっていたよ」と指摘されることもしばしばです。あまりに眠気がひどく、寝ても疲れが取れない場合は、まずは呼吸器内科に相談してください。

「いびき外来」では寝ているときの呼吸をチェックできます。

ストレスを感じたときの対処法

「ストレスが万病のもと」というのは本当です。ストレスが原因となる病気のひとつに「うつ病」があげられますが、それ以外にも過度なストレスは体の不調を引き起こすことがあります。

代表的な病気が「過敏性腸症候群」。緊張や不快感をきっかけに、腹痛と下痢を起こす病気です。似たような原理で、「機能性ディスペプシア」と言って胸やけや吐き気、嘔吐を起こすこともあります。

一度はよくなっても、ストレスを感じると再発しやすいため、完治させるにはストレスのもとから離れることが唯一の治療法と言えます。

天災に見舞われてしまった、近しい人が亡くなったといった大事件によるストレスは、時間が解決してくれる「時間薬」が効くことが多いです。仕事上の人間関係や配偶者、親族との関係などによる継続的なストレスは、転職や離別、引っ越しなど思いきって環境を変えることで軽減することもあります。

ただ、これらのストレス源には複雑な背景があることが多く、簡単に状況を変えることが難しい人も多いでしょう。

いまの状態から動きづらい人は、友人に話を聞いてもらう、思いのたけを日記に書き記す、心療内科やストレス外来のカウンセリングに行くなど、少しでも気持ちをラクにできる方法を見つけるのもいいかもしれません。親御さんの介護に悩んでいるなら、自治体の福祉課などでも相談に乗ってくれると思います。

関連記事
トピックボードAD
ライフの人気記事