「睡眠の質が悪い人」脳が発するSOSの2つの兆候 自称「ショートスリーパー」ほど注意が必要

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睡眠時間を確保しても日中の眠気が取れない人には、3つのタイプがあるという(写真:Xeno/PIXTA)
よく眠ったつもりなのに、頭がぼーっとする、体がだるい。そう感じている人は、「睡眠の質」を見直す必要があるかもしれない、と睡眠専門医の白濱龍太郎氏は指摘します。自分の「睡眠の質」を把握し、改善するにはどうすればいいのか。白濱氏が、いくら寝ても疲れが取れない人の3つのタイプを紹介しながら、その対処法を解説します。
※本稿は、白濱氏の著書『朝までぐっすり眠れる 深睡眠スープ』から、一部を抜粋・再編集してお届けします。

日本人は世界でいちばん眠れていない

2021年にOECD(経済協力開発機構)が調査したところによると、加盟国中、平均睡眠時間がもっとも少ないのは日本という結果でした。

中国が9時間1分、アメリカが8時間51分、韓国が7時間51分なのに対して、日本の平均睡眠時間は7時間22分と、世界各国の睡眠時間を大きく下回る状況です。

さらに詳しく調べると、日本国内で睡眠時間が6時間未満の人は、男性37.5%、女性40.6%と、男女ともに約4割にものぼるようです(厚生労働省『令和元年 国民健康・栄養調査結果の概要』より)。

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