睡眠研究でみる「眠りの質」良い人・悪い人の特徴 「よく寝た」と思っても熟睡できていないことも
正しい睡眠習慣が身に付くメソッドを紹介した、「昼間の睡魔」を解消できる"正しい休日の眠り方"(前編:「昼間の睡魔」を解消できる"正しい休日の眠り方")では、睡眠負債を返済するためのポイントを整理した。
仕事をしている日の昼間に眠気が出なくなったのであれば、それは「睡眠負債を解消できた」というバロメーターになりそうだ(もっとも、また寝不足が続けば負債を抱えることになるが……)。
そうなると次に気になるのは、“睡眠の質”を高めるためにはどうしたらいいか、ではないだろうか。睡眠の専門家である筑波大学教授で国際統合睡眠医科学研究機構長の柳沢正史氏に前編に引き続いて話を聞いた。
主観的な面と客観的な面がある
睡眠時間という“量”に加えて、どのようにすればその“質”を向上させることができるかも、たびたび話題になる。
「睡眠の質がいいに越したことはないが、数値などで定量化するのは非常に難しい」と柳沢氏。質を評価するときは主観的な面だけでなく、客観的な面の両方から見なければならないという。
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