「3時間睡眠で元気」憧れる人へ教えたい残念な真実 さまざまな研究から見た「睡眠時間と健康」の関係
とはいえ、誰もがすぐに行動できるわけではありません。1つのストレスが去っても、次のストレスがやってくることも多いものです。
われわれが生きている以上、外部からのストレスを受けずに過ごすことはできません。むしろ、完全にストレスをなくすと、達成感や幸福感が満たされず、逆にストレスになると言われています。
厳密に言えば、暑さや寒さもストレスの一種です。暑さというストレスがあるから、涼しくなったときに幸せを感じることができるのです。ですから、どうしても避けられないストレスは無理になくそうとせず、上手に付き合っていくほうが健康的でしょう。
米国では医療行為として使われるマインドフルネス
最近、心身の健康状態を向上させる方法として「マインドフルネス」が注目されています。瞑想の一種ですが、スピリチュアルやオカルトとは関係ありません。医学的な研究が進められ、うつの再発予防、血圧の安定、腰痛緩和などに対する効果が発表されています。ストレスの緩和効果も確認され、すでにアメリカでは医療行為として使われている方法です。
普段は意識しない部分に集中することがマインドフルネスの概念で、呼吸に意識を向けることがもっともポピュラーです。
1日に5~10分行うことが理想ですが、時間よりも毎日続けることがポイントです。
週に1回、10分行うより、1回雑念が起きた段階で止めても毎日行うほうが、効果が出るのです。家の中はもちろん、電車の中でもできますから、毎日の習慣に組み込んでください。家族がいて落ち着ける場所がないなら、お風呂やトイレでも大丈夫です。
普段意識しない部分では歩くことに集中する方法もあります。例えばじっと座っているのが苦手なら、歩くときに「右足」「左足」と動作にだけ意識を向けるのです。ただ、外では人にぶつかるなど危険なこともありますから、家の中で行うほうがベターです。
ヨガもマインドフルネス同様、体の部位と呼吸に集中するためストレス緩和に効果があると言われています。何か体を動かす趣味や習い事を考えているなら、ヨガを選択肢に入れてもいいかもしれません。
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