浪人という選択を取る人間が20年前と比べて1/2になっている現在。「浪人してでもこういう大学に行きたい」という人が減っている中で、浪人はどう人を変えるのでしょうか?また、浪人したことによってどんなことが起こるのでしょうか? 自身も9年の浪人生活を経て早稲田大学に合格した経験のある濱井正吾氏が、いろんな浪人経験者にインタビューをし、その道を選んでよかったことや頑張れた理由などを追求していきます。
今回は、偏差値40台の公立高校から石巻専修大学に進むも中退。勉強とアルバイトを両立しながら浪人を続けていた中で、5浪目のときに交通事故に遭ったことで人生観が変わり、6浪目で國學院大學に合格した敦司さん(仮名)にお話を伺いました。
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みなさんは、浪人中に働くことについてどう思いますか。もしかしたら「時間がもったいない」という感想を抱くかもしれません。今回お話を聞いた敦司さんも、受験費用を捻出するために、働きながら受験勉強を続けて、6浪目で國學院大學に合格しました。
大事故に巻き込まれる
そんな彼は5浪目のときに、車を運転中に雪道でスリップしてトラックと正面衝突をするという大事故に巻き込まれます。命に別状はなかったものの、鞭打ちになったことで、しばらくの間後遺症に苦しみました。
しかし、彼はこの交通事故で「人生観が変わった」と言います。
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