「髪、マネキン」自販機横に放棄の"トンデモ実態" 回収箱にごみを平気で入れる人が知らない回収の裏側

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最近の飲料の自動販売機は優れており、どの商品が何本売れたといったデータをサーバに送信する機能を有する。これにより、売れ筋商品や在庫状況を把握できるようになっている。

ルートスタッフは当該データを分析して補充数を決めたり、エリアの顧客のニーズに合わせた品揃えに変更したりする。ルートスタッフの手元にある端末には、自動販売機毎に補充すべき種類の飲料と本数が示されており、それに従って飲料を補充する。

自動販売機に飲料を補充する様子。端末を確認しながら作業を進めている(筆者撮影)

補充が終われば付近に設置されているリサイクルボックスに排出された瓶・缶・ペットボトルを収集する。リサイクルボックスから空き容器の入ったビニール袋を取り出し、新しいビニール袋を設置していく作業を続けていく。

空き容器を取り出し、ビニール袋を設置する様子(筆者撮影)

収集した空き容器は車に積み込む

収集した空き容器の袋はルートカー(飲み物を運ぶ車、ボトルカーとも呼ばれる)の天井へと積み上げていく。状況によりけりであるが、持ち上げたり投げ込んだりする。

ルートカーの天井に積み上げる様子(筆者撮影)

そしてヘルメットを装着してルートカーの天井へと登り、強風や走行中に落下しないように容器の袋を前から順番に並べてネットをかぶせていく。

天井に登ってペットボトル等の袋を整理してネットで覆っていく(筆者撮影)

夏場には排出量が多くなるため、ルートカーの天井に立つ人の胸の高さ程度まで空き容器のビニール袋が積み上がっていく。

ルートカーの天井の様子。夏場には手の位置まで空き容器の袋が積み上がる(筆者撮影)

企業、公共機関、大学、専門学校、進学塾などを訪問して、飲料の補充とリサイクルボックスの収集を15カ所程度繰り返していく。また、同一場所に自動販売機を設置している他社とも連携して、当番で他社分のリサイクルボックスの収集を行うこともある。

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