リサイクルボックスにはその他にもさまざまなものが入れられる。ルートスタッフによると、スプレー缶、除草剤の容器、薬品の容器をはじめ、タバコの吸い殻、ガムといったごみ、さらにはマネキンの首、美容室から出たごみ(髪の毛)、一斗缶までもリサイクルボックスに入れられていたという。
リサイクルボックスに飲料容器以外のごみが混入されていても、その場に残置することができず、いったんはスタッフが回収せざるをえない。そしてその後の中間処理にて取り除いていくしかない。排出者は何気なく投棄したのかもしれないが、その後の対応に多くの人があくせく働いていることをしっかりと認識する必要がある。
一方で、リサイクルボックスの空き容器回収への協力者に会うことができた。その方は専門学校の清掃スタッフで、リサイクルボックスに入れられたごみを自発的に取り除き、飲み残しがあれば捨てて袋に入れ直していた。飲料容器のリサイクルは裏方スタッフの細やかな配慮により支えられている。
飲み残しがあるままリサイクルボックスに入れるのはNG
同行して気づいたのが、飲み残しがあるままリサイクルボックスに容器を入れているのが意外と多い点である。ペットボトルの水平リサイクルを行う際には、飲み残しがある場合は中間処理ではじかれ、再度ペットボトルとしてリサイクルされない。
中身が飲料かどうかの判断ができないため水平リサイクルが難しいと判断せざるをえないからである。
それに加え、中身を残したままリサイクルボックスに入れてしまうと、それをルートカーの上に上げる際に作業員や、人通りの多い場所では通行人にかかってしまう可能性もある。飲み干すか捨てるかして、ペットボトル内には飲料を残さずにリサイクルボックスに入れる必要がある。
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