「ウサギ・鳩・カエル」のガチ中華料理を食べてみた 日本でも提供する店が少しずつ増えている
都内では高級広東料理店をはじめ、池袋にある香港料理店の『江記』や高田馬場の香港料理店 『鴻運』などで食べることができる。また中華料理ではないが、2020年には赤坂に鳩肉料理専門店の鳩肉屋もオープンした。
鳩肉は鶏肉よりも赤身肉が多くレバーのような風味を感じられるのが特徴だ。鶏肉よりもカロリーが低く、たんぱく質を多く含むためトレーニングやダイエット中の人にも嬉しい食材だ。筆者も池袋の『江記』で鳩の丸焼きを食べてみたが確かに肉質がしっかりとしていて濃厚な味わいだった。
多くの店で見かけるカエル料理
上記で紹介したウサギや鳩よりも、日本でも食べられる店が多いのが、カエルを使った料理だ。
ウサギは四川省、鳩は広東省など食べられる地域がある程度決まっているが、カエルは中国の広い地域で食べられている。食用として食べられているのはウシガエルだ。
ウサギや鳩と違い、中国やベトナムなどから広く輸入されているため中華物産店やベトナム物産店でも冷凍のカエルを見かけることも多い(カエルだとわかるような、そのままの形で売られている)。
カエルは鶏肉と白身を足して2で割ったような食感で、脂肪分が少なく鶏ささみのような味だ。さっぱりとした肉質なので濃いめの味付けで食べられることが多く、四川料理の店などではカエルの麻辣炒め(干鍋牛蛙)がメニューにあることも多い。
具材の手に入れやすさや、日本で暮らす中国人の需要も比較的高いことから、カエル料理の専門店も存在している。
西川口や上野に店を構える『安老爺炭火蛙鍋』はカエル肉を使った汁なし鍋の専門店だ。中に炭火が入った銅鍋にはピリ辛に味付けされたカエル肉やジャガイモなどがたっぷり入っていて見た目も美味しそうだ。
鍋は2段、3段にすることも可能で、牛肉や鶏肉、ザリガニ、海鮮など具材を変えた鍋を楽しむことができる。プリッとした肉に濃いめのピリ辛タレが染みていてビールによく合う味付けだ。
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