「勉強や仕事で苦労しない人」が行う"頭の使い方" 脳の仕組みから考える「本当に効率のよい方法」
自分のやっていることを別の視点から客観視してみる
先日、私が長らくナビゲーターを務めていたNHKの『プロフェッショナル仕事の流儀』の番組スタッフと話をする機会がありました。
『プロフェッショナル 仕事の流儀』とは、超一流のプロフェッショナルに密着し、その仕事を徹底的に掘り下げるドキュメンタリー番組なのですが、最近の視聴率にある変化が見られるようです。
そのスタッフが言っていたのが、「最近は、誰もが知る超一流のスターを扱う回よりも、普段あまりスポットライトが当たらない仕事をしているプロフェッショナルを扱った回のほうが意外と視聴率を取れるんですよ」ということでした。
少し意外な話でしたが、よくよく考えてみると「自分が当たり前と思ってやっている仕事」にしても、「具体的にどういうことをやっているのかということを明らかにする」ことで、他人からの思わぬ推しが生まれるということがあるのでしょう。
実は、私にもそのような経験があります。『脳を活かす勉強法』(PHP研究所)という本が誕生したときのエピソードです。
私は学生時代、学年でダントツに勉強ができました。それこそ、受験で苦労したことなど一度もありません。たとえば、誰もが苦労する「暗記」があります。でも、私にはとっておきの暗記法があったのです。
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