「羽生善治」が"50代で復活できた"目から鱗な理由 脳科学から見る「強運を味方につける思考法」

著者フォロー
ブックマーク

記事をマイページに保存
できます。
無料会員登録はこちら
はこちら

印刷ページの表示はログインが必要です。

無料会員登録はこちら

はこちら

縮小
強運脳
50代でV字復活を遂げた羽生善治九段。その力となった秘訣に迫ります(写真:Fast&Slow/PIXTA)
世の中には間違いなく、運を引き寄せられる人とそうでない人がいます。いったい、どこで道が分かれてしまったのでしょうか。
実は、運を引き寄せる力がある人たちというのは、単に運に恵まれているというだけではなく、運を強く引き寄せる行動をしているのです。運を引き寄せられる体質、つまり「強運脳」に変わる方法とは――。脳科学者の茂木健一郎氏がこれまで数十年かけて、さまざまな分野で仕事をしながら出会ってきた強運の持ち主や、自分の能力以上の成果や成功を収めてきた人たちの考え方・行動パターンを最新の脳科学の知見をもとにわかりやすく紹介していきます。
本稿は、茂木氏の新著『強運脳 偶然を必然に変える脳の習慣』より一部抜粋・編集のうえ、お届けします。

面倒くさいこともあえて前のめりにやってみる

以前、『エンジン01』というオープンカレッジで、アーティストの日比野克彦さん、棋士の羽生善治さん、メディアアーティストの落合陽一さんとともに「天才とは何か?」といったテーマで、トークセッションを行ったことがありました。

このセッションで印象的だったのが、羽生さんの言動です。

「天才とは?」との問いに羽生さんは、「どんなに強い棋士でも負けることがある。だから、天才という感覚が持てない世界」としたうえで、「天才とは、理解されないことをする人」と、語っていました。

私はしばらく、羽生さんのこの言葉の真意を考えていたのですが、それよりも強烈に印象に残った出来事があったので、ここで紹介したいと思います。

このトークセッションの最中、落合さんが手元のパソコンでおもしろい画像を出しては、会場の笑いをとっていたときのことです。

それらの画像を見ていた羽生さんが、「あはっ」「ははっ」と、まるで小学生みたいに前のめりになって顔を輝かせたのです。

そのとき、私はあることを確信しました。

それは「羽生善治、完全復活!」という筋書きです。そして後日、私の予感は見事に的中しました。

次ページなぜ、羽生さんは勝てなくなったのか?
関連記事
トピックボードAD
キャリア・教育の人気記事