「羽生善治」が"50代で復活できた"目から鱗な理由 脳科学から見る「強運を味方につける思考法」
面倒くさいこともあえて前のめりにやってみる
以前、『エンジン01』というオープンカレッジで、アーティストの日比野克彦さん、棋士の羽生善治さん、メディアアーティストの落合陽一さんとともに「天才とは何か?」といったテーマで、トークセッションを行ったことがありました。
このセッションで印象的だったのが、羽生さんの言動です。
「天才とは?」との問いに羽生さんは、「どんなに強い棋士でも負けることがある。だから、天才という感覚が持てない世界」としたうえで、「天才とは、理解されないことをする人」と、語っていました。
私はしばらく、羽生さんのこの言葉の真意を考えていたのですが、それよりも強烈に印象に残った出来事があったので、ここで紹介したいと思います。
このトークセッションの最中、落合さんが手元のパソコンでおもしろい画像を出しては、会場の笑いをとっていたときのことです。
それらの画像を見ていた羽生さんが、「あはっ」「ははっ」と、まるで小学生みたいに前のめりになって顔を輝かせたのです。
そのとき、私はあることを確信しました。
それは「羽生善治、完全復活!」という筋書きです。そして後日、私の予感は見事に的中しました。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら