(第65回)2012年度新卒採用、旧帝大・早慶クラス【文系】学生の人気企業ランキング(総合編)

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●海外志向が高い旧帝大・早慶クラスの学生

 以下に5%以上の項目を挙げると、「社風がいい」(9.7%)、「製品・サービスが優れている」(8.5%)、「海外で活躍できる」(8.2%)、「人事・社員が魅力的」(7.7%)、「安定している」(7.3%)、「経営者・ビジョンに共感」(5.0%)。
 社風、製品・サービス、社員、安定、経営者・ビジョンはいずれも企業選択項目の王道だ。
 注目したいのは「海外」だ。近年の学生意識調査では内向き志向が強く、海外勤務に消極的といわれるが、旧帝大・早慶クラスでは海外志向が高いようである。

 「専攻が活かせる」(4.5%)も高いといえる。理系では「専攻が活かせる」が高いのは当たり前だが、文系では専攻の専門性を評価して採用する企業はほとんどない。しかし学生側は自らの専門知識を活かしたいと考えているようだ。

●「女性」「研修」「環境」「福利厚生」などCSRにかかわる項目は不人気

 1%台の項目は、学生が重視していないことを意味する。「研究開発」「女性の活躍」「研修制度」「先輩の存在」「環境問題」「福利厚生」などが低い。「研究開発」は理系学生では高い順位になるが、文系が研究開発のことを考えることはまずない。
 「女性の活躍」を選ぶのは女性だけだし、もともと旧帝大・早慶クラスの女子学生は総合職として男性と伍して働けるのは当然だと考えており、アンケートで「女性の活躍」を選んでいないのかもしれない。
 「女性」「研修」「環境」「福利厚生」はCSRで重視される項目だが、社会人経験のない学生にはピンとこない内容だったのかもしれない。

 次回は、文系学生の大学別の傾向を見てみる。
HRプロ株式会社(旧社名:採用プロドットコム)
(本社:東京千代田区、代表取締役:寺澤康介)
人事のプロを支援するポータルサイト「HRプロ」を運営。新卒/中途採用、教育・研修、労務、人事戦略などの業務に役立つニュース、ノウハウ、サービス情報、セミナー情報を提供している。HR担当者向けのセミナーも東京・大阪で開催している。

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