そういった周りとの関係がなければ話は別ですが、KSさんのケースではご家族がいらっしゃるわけですから、いきなりKSさん「1人だけ」が大きく変わるというのは周りへの影響も考慮して慎むべきなのかもしれません。
趣味を充実させる、というのはもちろん結構なことですが、例えばいきなり趣味にのめり込んで、毎週末家を不在にするとか、多額のお金をつぎ込む、などの行為は決してご家族や周りに受け入れられるものではないでしょう。
そういったすぐに大きな変化を求める行為は、周りへの影響が非常に大きいです。そうではなく、周りへの影響を考えつつ、ゆっくりとした変化を前提に考えるべきです。
あくまでも空いた時間でまずは始めてみる、という周りへの配慮が必要です。
そして、金銭的にも負担のない範囲で、自分1人で完結できるような趣味、というものがあればなおよいのだと思います。
週末の空いた時間を数時間使って、まずはやってみる。生活に支障のない範囲での支出を前提とするのはもちろんですが、周りとの関係を考えれば家族との共有スペースに趣味の物がいきなりどんどん増えるなんて事態も当然避けるべきです。
つまりスモールスタートで、徐々に様子をうかがいつつ費やす時間などを広げていく、という考え方です。
家族を尊重して趣味を始める
KSさんは50代後半とのことですから、いずれかのタイミングで家族単位を前提とした行動から、家族を前提としつつも、ある程度個人で動くことを前提とした生活に移行することになろうかと思われますし、すでにそうなっているのかもしれません。
そういった場合は、家族1人ひとりが趣味をはじめとして、何かしら個人単位でも楽しめる、行動できる、時間を過ごせる、という状態を保っておくことが、お互いの幸せのためにも大切です。
老後、というわけではありませんが、そういったいつかくる状態への備えは大切です。やはり趣味をはじめとした個人としての時間づくりを今の段階から行っておくことは重要でしょう。
そしてそれは長期にわたって考える必要がありますし、当然のことながらご家族をはじめ周りとの良好な関係を継続しつつ、ということが前提となります。
そしてこれも重要ですが、ほかのご家族、例えば奥さまやお子さんのプライベートの趣味や時間も尊重する、という考え方も当然持つ必要があります。
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