「上司を不快にさせる人」が平気で使うヤバい一言 「ちょっと」や「なるはや」には注意が必要だ

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つい使ってしまう一言。上司とのトラブルを生むことも(写真: USSIE / PIXTA)
「ちょっと時間ありますか?」「なるはやで」。ついつい日常で使いがちな一言ですが、上司や取引先をイライラさせてしまうことも。誰にでもわかるシンプルな数字を使って話すだけで、今まで以上に仕事をスムーズに進めることができます。Sophia Bliss最高執行責任者COOで北海道東川町CFOの定居美徳氏の新著『数字で示せ』を一部抜粋・再構成し、お届けします。

ビジネスであらゆることを数値化することは可能ですが、必要以上になんでも数字にすればよいというものでもありません。

数字を増やすほど判断材料が増えて、相手が混乱してしまうこともあるからです。「数字で話す」目的は、相手を動かすことです。そのためには、必要な数字だけを話すことが大切です。

それが「いつ(時間)、いくら(お金と量)、何%(可能性)」なのです。

なぜなら、この3つを話せば、相手は「動く」か「動かない」を選べるからです。

自分がいつ、どれだけ行動すればよいのか、いくらの結果がどれだけの可能性で出るかわかります。

動くか動かないかを比べることができるので、相手が動くのです。

仕事を邪魔する言葉ナンバー1「ちょっと」

「時間」を数字に置きかえるだけで、上司のイライラが減り、あなたの残業が減り、時間のムダ遣いが減り、仕事の成果が上がります。

あなたは上司に相談したいとき、こんな感じで話しかけていませんか?

「すみません。○○さん、ちょっと時間ありますか?」

ここにあなたの仕事を邪魔する、ナンバー1フレーズが隠れています。そう、「ちょっと」です。

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