「上司を不快にさせる人」が平気で使うヤバい一言 「ちょっと」や「なるはや」には注意が必要だ
なぜ、「いくら」を数字で話すのは難しいのでしょうか? ズバリ、主な原因は「相手の期待と違っていたらどうしよう」という心配です。
お客さんの期待と違っていたら。上司の期待と違っていたら。あなたの心配、よくわかります。
会社を辞めコンサルタントとして独立したのに、「高い!」と思われるのが怖くて、価格表をウェブサイトに載せていなかったのは、ほかでもない私だからです。
そんな私も、今は価格表をはっきり載せています。
「いくら」をはっきりさせないマイナスの方が、ずっと大きいからです。
「相手の期待と違っていたらどうしよう」と心配なあなたに、はっきり言います。
あなたの「いくら」は、相手の「いくら」と、違っていて当たり前なのです。共通言語である、「数字で話す」目的は、相手とぴったり合うだけではありません。相手との違いを明確に理解することも、「共通言語」の目的なのです。
「都合のいいメニュー表」を借りてくる
自分で「いくら」を決めて話すのは、最初のうちは抵抗があるものです。
そんなときにオススメなのが、「都合のいいメニュー表」を借りてくることです。
つまり、あなたが自分で「いくら」を決める代わりに、自分に都合のいい数字を持ってくるのです。
・商品の価格であれば、誰もが知っている大手企業のメーカー小売価格
・部署の売上目標であれば、会社全体の成長率やライバル他社の売上
・自分の仕事の価値を金額にしたければ、外注したときの価格
「いくら」を数字で話す抵抗をなくすには、それで十分です。
慣れてきたら、それに自分の価値の金額を上乗せするのです。
ここで大切なのは、「安いメニュー表」を借りてこないこと。
価格表は、定価です。定価より安くなることはあっても、高くなることはありません。自分に自信を持って、「いくら」を数字で言い切りましょう。
そして、自分の価値が上がったら、自信を持って価格も上げてください。数字で話さず、「いくら」の判断を相手に丸投げするのは、やめましょう。
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