「軽井沢移住」子どもの教育メリットとデメリット 子の自己肯定感は「競争環境」との距離で決まる
10歳までは、自己肯定感を
我が子の教育をどうするか? これは、子どものいる家庭であれば誰もが悩むテーマではないだろうか。我が家もそうだった。移住を検討していた頃、幼稚園の年中の娘と、保育園に預けている2歳の息子がいた。
コロナになったことで、感受性が豊かな幼少期には、マンションの一部屋ではなく、自然の中でのびのび育ってほしいと具体的に考えるようになった。これは移住の決め手にもなった。ただし「自然の中で育てたい」だけでなく、その前提としては夫婦で次のことを教育方針として共有していた。
・子どもは、自分で判断して、自分で決めるという自己決定権を持っている。
・小学校の時期までは、過度な競争には巻き込ませない。10歳くらいまでは、自己肯定感を育成し、その後、中学校以降で競争環境に入っていけるとよい。
このような教育方針を考えた時、東京を離れ、軽井沢という地で子どもを育てることは僕たち夫婦にとっても合理的な選択になった。実際、軽井沢には教育感度の高い人が集まっている。移住を悩んでいた時に、移住の先輩からの次の言葉を聞いたことも後押しになった。
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