「パワハラに遭いやすい」40代男性に見られる特徴 上にも下にも気を遣い、疲弊する40代の苦悩
パワハラ被害者は「40代男性」が圧倒的に多い
<全ての社員が家に帰れば自慢の娘であり、息子であり、尊敬されるべきお父さんであり、お母さんだ。そんな人たちを職場のハラスメントなんかでうつに至らしめたり苦しめたりしていいわけがないだろう。>
これは厚生労働省が設置した「職場のいじめ・嫌がらせ問題に関する円卓会議」のワーキンググループが、2012年1月に公表した報告書の最後に書かれていた言葉です。
まったくもってそのとおりだなぁとつくづく思いますし、「私」たちは労働力を提供しているのであって、「人格」を提供しているわけじゃない。なのに、「人を傷つけずにはいられない人」が一向にあとを絶ちません。
さすがに数年前には企業のあちこちに巣くっていた、
「昔はパワハラなんて、日常茶飯事だったよ」
「そうそう。僕も目の前で上司に原稿破られたりしたよ」
「今だったら完全にパワハラになるんだろうけど、愛があったもんな」
「ある意味ああいう行為って、愛情表現でもあるわけだし」
などと、堂々と「上司のパワハラ」を「愛情だった」と笑いながら話し、懐かしそうに振り返る輩は消えました。
しかし、「愛があればなんでも許される」という間違った価値観は、「パワハラと指導の境界線が難しい」という一見すると「部下思い」のような言葉に変わり、そのターゲットにされているのが40代です。
無料会員登録はこちら
ログインはこちら