「どの世代よりも苦しい」悩む40代に伝えたいこと 就職氷河期に就職し、ロールモデルのない悲哀
ただ一生懸命生きてきただけなのに…
「年功序列も年功賃金も僕たちの世代には関係ありません。年下が上司になり、賃金がこの先上がる見込みもない。上の世代は『課長代理』とか『課長待遇』とかとりあえずは肩書きがあるけど、僕たちには代理の席すら空いてません。管理職なのに部下なしって、貴族並みのご身分ですよね。『俺はラインじゃないから〜』とかって自由きままに好きなことやってるし。そのくせ管理職面して口を出す。
役職定年になると給料下がるとか文句言ってますけど、それだけたくさんもらっていたわけだから。僕には逃げ切り世代にしかみえません。僕たちは上の世代と同じレールに乗ったつもりだったけど、途中から消えてしまった。ロールモデルがいないと、キャリアパスが見えない。っていうか、この年になるとキャリアパスがあるのかさえわからなくて。お先真っ暗です」
シンドウさんは厳しい採用状況の中、どうしても「マスコミで仕事をする夢」を諦めきれず就職浪人を経て入社の切符をゲットしました。月残業100時間超なんて当たり前だったけど、やりがいのある仕事だったのでへっちゃらでした。「自分は必要とされてる人間なんだ」と思えた。その気持ちが、「もっともっと」と前に進むエナジーに変換されたそうです。
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