「嫌われない技術」がデキる人に必要な納得の理由 優秀な人が実践している嫌われないための方法
経済的な成功は自分でまたは親しい仲間うちでこっそり楽しめばいい。決して他人様(ひとさま)に見せつけるものではない。成功すればするほどオーラを消すことを心がけるべきだ。そうすれば無駄に敵はつくらず、意外なほどに味方が増えてくる。
日本社会は「好き嫌い」が優先される。一方で、海外では「ネズミを捕ってくれるなら白い猫でも黒い猫でも構わない」大らかさがある。いずれにしても、能力があってもわざわざ嫌われない方がベターだ。自分を際立たせるために先輩や同僚を悪く言ってはならない。自分が今居る場所の空気に合わせて、アホから目を付けられないことがアホに巻き込まれないために重要なのだ。
「嫌われない」ための2つの方法
「嫌われない」ために必要なことを掘り下げていこう。私は2つのことを提言する。
1つ目は、「有名にならず、目立たない」ことだ。
実は、有名になるメリットはたくさんある。まず、影響力を持てる。影響力があれば、いろんなことが仕掛けられる。しかし、今の日本では、はっきり言って有名になるデメリットの方が大きいと私は思っている。単純に嫉まれるからだ。
仕方なく有名になってしまうのは避けられない。しかし、目立たない努力は必要だ。例えば、SNSなどの露出内容や頻度をコントロールするなどをして、「目立ちたくないオーラ」は出しておいた方がいいだろう。
一人ひとりが自分以外にあまり関心がない海外では問題ない。しかし、繰り返すように日本は他人に関心があり暇な人が結構いるので、怨念をあびると怖いのだ。
とはいえ、「出過ぎる杭は打たれない」ので、そこまで行けばいいのかもしれないが、私はあえて「最初から出なくてもいい」と思っている。知る人ぞ知る存在がちょうどいいだろう。
もう1つの提言は、「人格者(ふう)になる」だ。
世界で成功できるリーダー像とは、「人格者然としているが少し扱いにくく、扱いを間違えると怖い人」といえる。
そうなるためには、感情が安定していることが欠かせない。すぐにキレるアホでは相手にもされない。一方で、あまりに人格者然、紳士然としているのもよくない。時に緊張感を漂わせ、怖い印象を与えることも大事だ。それは、パワハラのように言動で直接的に相手を威圧することではない。複雑で重層的な人格を醸し出し、怒らせたら厄介そうな相手だと思わせることだ。
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