なぜ危機にある日銀植田総裁にみんな優しいのか パウエルFRB議長は記者会見で吊るし上げ状態

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さて、18日は東京競馬場で3歳限定のダート重賞「ユニコーンステークス」が行われる(第11レース、距離1600メートル、G3)。 

認識向上のダート競馬、ユニコーンSの注目馬は?

日本でもようやく、ダート競馬の能力検定レースとしての有効性が認識されてきた。「ダート血統が種牡馬として人気が高まっている」と言われているが、そもそもダート血統というのは誤解だ。

むしろ「芝しか走れない馬」のほうが特殊であり、ダートで活躍した種牡馬は本当に優れた馬、ダートでも芝でも走る馬を出すことが、ようやく日本でも一般的に認識されるようになってきた。

私が何度も言ってきたように、ディープインパクトの父でもあるサンデーサイレンスも、ミスタープロスペクターも、レースではダートしか走ったことがないのである。

ということで、ユニコーンステークスの注目馬は、典型的なアメリカのダート血統のヘニーヒューズ産駒であるペリエール。しかし、ヘニーヒューズ産駒のアジアエクスプレスは芝のG1を勝っている(2013年の朝日フューチュリティステークス)。

もう1頭は、日本のダートで活躍し、種牡馬成績も安定してすばらしいホッコータルマエ産駒のブライアンセンス。大物が出てくることを期待したい。

(当記事は「会社四季報オンライン」にも掲載しています)

小幡 績 慶応義塾大学大学院教授

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おばた せき / Seki Obata

株主総会やメディアでも積極的に発言する行動派経済学者。専門は行動ファイナンスとコーポレートガバナンス。1992年東京大学経済学部首席卒業、大蔵省(現・財務省)入省、1999年退職。2001~2003年一橋大学経済研究所専任講師。2003年慶應大学大学院経営管理研究学科(慶應義塾大学ビジネススクール)准教授、2023年教授。2001年ハーバード大学経済学博士(Ph.D.)。著書に『アフターバブル』(東洋経済新報社)、『GPIF 世界最大の機関投資家』(同)、『すべての経済はバブルに通じる』(光文社新書)、『ネット株の心理学』(MYCOM新書)、『株式投資 最強のサバイバル理論』(共著、洋泉社)などがある。

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