キャリアアップのための副業先選びでは、「相対的な自身の価値」という概念はとても重要です。
あなたが難しい仕事をこなすスキルを持っていても、副業先の社内に同じスキルを持つ人がいれば、残念ながらあなたの価値は相対的に下がります。
逆に、じつはさほどすごいスキルでなくとも、同じスキルを持つ人が社内におらず、かつ需要が高い場合は、そのスキルの価値が局地的に増大化されます。
そのため、採用面接の際には「自分とかぶるキャラが社内にいないかどうか」を聞いたほうがいいでしょう。
自分が相対的に「レアキャラ」になれるかを事前確認
たとえば、コンサルティングファーム出身者が「プロの副業人材」として参画したら、すでに社内に同業のコンサル出身の同僚がいた、というケースはよくあります。
そういう場合には、コンサル経験を活かして社内で際立つ存在になるということが難しくなりますし、「キャラかぶり」になることで、自分の存在価値が薄くなるといった事態も起こり得ます。
企業側としては「コンサル出身者の社員がすでにきちんとパフォーマンスをしているけれど、もうひとりくらいコンサルがいたほうがいいかな」くらいの軽い理由で採用をしていた、ということはよくあるのです。
副業人材として参画する前に、CEO含め既存社員の経歴を確認し、自分が「相対的に」価値あるレアキャラになれるかどうかを確認したうえで、副業先を選ぶといいでしょう。
たとえば、「カスタマーサクセス(CS)を始めたけれどCSの組織づくりや事業拡大を経験したCSマネジャーがいない」という会社であれば、CSマネジャーとして組織拡大を経験した人材の価値が高くなります。
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